WALTZ / PUNGO
この混沌は自由を前触れる。自由と言わずパンゴと言え。
WHAT’S PUNGO? パンゴ=パンク+タンゴ?? or パン+ごはん??? そのココロは……。80年代のパンク/オルタナティブシーンにジャズでもロックでもない独自の音楽を引っ提げて鮮烈に登場し、アッという間に激動の時代を駆け抜けてしまった伝説のユニット。 向島ゆり子(ベツニナンモクレズマー,ラーシュ・ホルメル,おU)を中心に、篠田昌巳(コンポステラ、じゃがたら)、今井次郎(コクシネル、時々自動)、石渡明廣(コクシネル、渋谷毅オーケストラ、Jazzy Uppercut)、久下恵生(ストラーダ、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)、佐藤幸雄(すきすきスウィッチ)、鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)等が参加したDUOから50人におよぶ不定型ユニット。 本作は1981年にピナコテカからリリースされた唯一のアルバムに幻の「PASS LIVE」を含む未発表音源5曲を追加。 「ベスト・オブ・パンゴ」と呼ぶに相応しい内容。WHAT’S PUNGO?! このアルバムを聴けば自ずと答えはわかる。 1995年作品
1. ラクツ
2. まっか
3. あいじ
4. テーマ
5. 未来のタンゴ
6. TAKE FIVE
7. HA!
8. さよなら
9. ロンドン
10. いけない
11. シド
12. 新テーマ
13. ワルツ
14. ハバネラ
PUNGO パンゴ :
菅波(向島)ゆり子 vocal, accordion, violin, piano
今井次郎 bass, percussions
篠田昌巳 alto sax, percussions, vocal
石渡明廣 drums, bass, vocal
久下惠生 drums
佐藤幸雄 guitars, vocal
鈴木惣一朗 drums
…その他多勢
有名無名士コメント多数・向島ゆり子×今井次郎対談等、詳細解説付
Manufactured by off note / CUT OUT 1995
[試聴]
4. テーマ:
■ 商品説明
この混沌は自由を前触れる。自由と言わずパンゴと言え。80年代パンク/オルタナティブシーンにジャンルに属さない独自の音楽を引っ提げて鮮烈登場、あっという間に激動の時代を駆け抜けてしまったDUOから50人におよぶ不定型ユニット。本作は81年リリースされたアルバムに未発表音源5曲を追加して「ベスト・オブ・パンゴ」と呼ぶに相応しい内容となった。WHAT’S PUNGO?! 本作を聴けば自ずとわかる。
■ 商品仕様
製品名 | ワルツ / パンゴ |
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型番 | ONCO-001 |
JANコード | 4571258158011 |
メーカー | オフノート / カットアウト |
製造年 | 1995年 |
以下、95年CD化の際、ライナーに寄せられたコメントの一部。
昔、篠田くんからもらったパンゴのテープの中にアストロノーツの太陽の彼方をとんでもなく遅く演奏しているのがあった。それは、サーフィンではなく、いかだをみんなでこいで、海の向こうに渡ろうとしてるように聞こえ、大変印象深かった。
それで、パンゴのみなさんに興味をもちました。(談)
-梅津和時
80年代初め頃、新宿ACBで一緒のステージに立ち、その時に怒ったというけれどまったく覚えがない。ただ、パンゴの、音に触れると、あの頃の何でもありの自由な空気と、それでいてどこかなげやりな退廃なムードがどっと押し寄せてくる。
そして。今、ロンドンという曲などを聞いていると、怒らねばならない僕がなぜか噴き出した。
-S-Ken
弟の一番はじめの音楽への出逢いはジャズでした。そしてすぐに生活向上委員会に入るのですが、数年後、生向委をクビになるかならないかの頃にアケタのイベントを見てゆり子さんと出逢った。彼女の音楽性にふれたことは彼に多大な影響を与えた。
コンポステラに足をふみ入れるきっかけになったのはパンゴであり、ゆり子さんだったと思う。弟の音楽の基本はここにあると思う。
-佐竹美智子(篠田昌巳の姉)
このバンドが活動していた時期である80年代初頭というのはたとえて言えば「バーリトゥード状態」つまり、なんでもありだった。そんな状況が、混沌としたエネルギーを生んでいたのだ。このパンゴを聴いていたら、あの頃が懐かしくなった。
-鈴木慶一(ムーンライダース)
パンゴこそ、80年代ニュー・ウェーブ&パンクの歴史の中で、ベスト5に入る屈指のバンドだと思います。パンゴ前身期に、ウクレレで参加を誘われた時、入っておけば良かったと今でも悔やまれます。
-田口トモロヲ
50人パンゴに参加した友人に教えられて、野音の「天国注射の昼」を見に行ったクチです。ヨレヨレだったじゃがたらも忘れがたいけど、かぶりつきで体験したパンゴの懐かしくも新しい歌心、静寂とノイズが交差するスリリングな演奏に圧倒されました。なんかサン・ラっぽかったなぁ。
のちに、僕の学校(東京造形大)に遊びに来ていたやたらと腰のひくい篠田さんから直接レコードを買ったわけですが、なかでも「シド」が好きで好きで、何度も聴きました。けっきょく、当時(82年頃)ぼくがやってた耳鼻咽喉科というバンドは、パンゴとやはりすきすきスゥイッチとザッパをまぜたような音楽をめざすことになるのです。
苦しくも楽しいぼくの音楽人生はこのへんからはじまったのかもしれません。
パンゴのみなさん、どうもありがとう。
-直枝政太郎(カーネーション)
僕がパンゴを見たのは稲生座だと思います。とても楽しかった印象があります。
-原マスミ
私はパンゴとPhewの東京パスライブの時に共演しました。その日はじめてライブを見ましたが、とても良い音楽でした。Phewのバックは打ち込みと私のギターでしたが、ゆり子さんがゲストに入る曲がありました。その日Phewにならって私もモノトーンぽいブランドの服装をしていました。ソデから静々出てきたゆり子さんもモノトーンでしたが、とげぬき地蔵のババアも着ないと思われるアッパッパーを着て、デッカイ黒のサングラスをしていたのです。それまで緊張していた私は突然楽になり、ゆり子さんと二人、ピアノとギターのからみになった時の楽しさは忘れられません。十年以上たった今、あの晩のことは「ゆり子さんの衣装の思い出」となっております。忘れられません。
-ビッケ
パンゴ、又やってほしいな。嬉しいな。
-Phew
草の根もとにいる仲良しのふたりのバクテリアのために奏でたい音曲は、昔が今で今が昔の世界中に響く。響いた。何語でもない、何ビートでもない、誰かとか誰かの心動。なんでもないから何でもありえる。
自由なんて言わずに、パンゴと言え。
-湯浅学
僕はわりと最近になってパンゴのレコードを聞いたのですが、なつかしい感じとどっかしら悲しい感じがしたのを覚えています。
-吉森信(モダンチョキチョキズ)