日本の「演歌」とは何か。美空ひばり？北島三郎？演歌の元祖は庶民の叫びを歌い続けた添田啞蟬坊。令和の今も演歌の魂をカンカラ三線一本歌い継ぐ！待望の「かんからそんぐ」第四弾はカンカラ三線弾き唄いによる添田唖蝉坊特集。大正の御代に自由を先触れた不逞の歌の数々が時代閉塞の現在にでっかい風穴を穿つ。

どどこにもない場所に立って、耳をすますと、自分はもういなくなりただそこには、「音」が風景のように鳴り響いている（ライナー文より）。未知の世界に誘う、変幻自在なタイコ。どこか懐かしい「自由律」の音楽世界。即興のパカッショニスト・風巻隆待望の新作ソロ。風巻自身によるライナー等を収載した28頁ブック付。

たとえば、はこべの花のように。変りゆく世界をそっと見つめて透き通る遠くて近い声。路傍にひっそりと咲く花のような小さきものたちの歌。世界的パンデミック渦中に放つ古藤只灮待望の第二弾。