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記忘記 note/off note 2024-04-26

点があらわす世界

若い頃は仕事帰りによく書店・レコード店に立ち寄ったが最近はすっかりご無沙汰。「ネット検索は便利だが書店の棚全体を眺めつ探すことで世界の動向が見えてくる」と寺島実郎さん。なるほど。たしかに点を一つずつ辿るのも愉しいが点の集合を確認するのもたいせつだろう。点の一つひとつが踊ってるように見えるもの。

記忘記 note/off note 2024-04-25

ドブネズミの栄光

風呂場排水口に目がいった瞬間ブルーハーツが脳裏に転滅。鍵言葉はドブネズミ。37年前か。無名時代の彼らを野音で観たのは。「オレたちは有名になる」叫ぶヒロトさん。無識過剰がスターの与件なら無意識を意識化する作業など要らぬ。根拠なき信念を貫き通して確信にまで高めること。さすればドブネズミも光り輝くだろう。

記忘記 note/off note 2024-04-24

越境する物語

河内音頭の「節」は演者固有のものだが伴奏の「手」や「型」にも各会派の個性際立つ。音頭の息遣いに呼応して「間」や「呼吸〔いき〕」を繋げなければ物語の回路は閉ざされ生命を喪う。繊細さは承知の上で敢えて超会派共演・競演によるリズムの交感・交換望む。現世に囚われた魂を異界へと連れ出す越境する音頭が聴きたい。

記忘記 note/off note 2024-04-23

河内音頭のリズム

河内音頭を河内音頭たらしめているリズムに想い馳せる。故初音家秀若師は言い切った「河内音頭は徹頭徹尾リズムでできている」と。然らば音頭伴奏のレゾンデートルは息遣いと同期し文句の韻律を際立たせて緩急自在に物語全体を運ぶ道筋の裡に宿るか。ひたすら過程に奮迅して辿り着く一期一会のモノガタリ響和国よ。

記忘記 note/off note 2024-04-22

同時代の息遣い

『唄入観音経』・三音家浅信師櫓音頭は見事だったが舞台音頭なら先代井筒家小石丸師浪曲音頭の至芸か。両者の音頭が湛える像の差異は個別節遣いによって千変万化する物語の融通無碍な自在性を如実に物語る。民俗が内包する大衆の原像・幻像に今の息吹吹き込み蘇生せしめる同時代のナラティヴを共々に。

記忘記 note/off note 2024-04-21

ゆれる灯り

ふと三音家浅信師『唄入観音経』櫓音頭の名調子聴きたしと思う。こう綴って頷かれる方が何人いるか。物語口説の本領は節調に凝縮されるだろう。テキストを最大限に賦活できるか否かは節ひとつに係る。浅信師の嫋々と染み透る節調は物語の原郷に踊り子の魂を連れ出す。現世と彼岸の間にちらちらゆれる灯り映して。

記忘記 note/off note 2024-04-20

同居人求む


本日2008年に制作した二枚組コンピ『Our Aurasian Things!』の通販注文をいただき遅延している懸案の新コンピ企画を急がねばと気を引き締める。16年経った今作るなら雑居の裡に同居・共有・協働の交感と交換が滲むのにしたい。表現における個別自由を担保しつつあらわれる新たな共同性。音と詞・同時代の合力による多様性の調和としての。

記忘記 note/off note 2024-04-19

新たな物語交響の創出を

私が接した河内音頭実演では長編音頭劇『大和川哀歌』の印象が40年経た現在も一層鮮烈だ。江戸期の大和川川替工事にまつわる若い男女の悲劇を我が同世代の音頭取りたちが熱く語り継ぐ集団創唱の一体感は圧巻だった。河内在住の郷土民話研究家・土田杏乎さん筆によるこの物語は現在五月家のお家芸として語り継がれている。音頭共同体の先駆的試行から今再び出立しよう。河内一円新旧音頭共鳴する同時代の物語交響創出目指して。

記忘記 note/off note 2024-04-18

魂を解放するリズムの遊撃戦

現代河内音頭を語る上で三音のリズムは欠かせぬ。故三音家浅丸が浅司〔三味線〕・浅照〔太鼓〕・浅明〔ギター〕ら名手と創出した音頭の陣形は相互に決め技を応酬しながらリズムが節を・節がリズムを喚ぶ詞と音の遊撃戦だっただろう。ひたすら過程に奮迅する過度性はフリージャズに通底するか。制度の桎梏から魂を解き放つ自由な作風よ再び。

記忘記 note/off note 2024-04-17

わが河内音頭風土記

懸案の伝承&現代河内音頭集成の音源チェックする。録りためた記録はCD10枚分におよび北・中・南河内全域を網羅して河内音頭風土記の様相を呈する。が・何かひとつピースが足りぬ。暫し黙考。そうか。三音節だ。現代河内音頭の到達点としての。画竜点睛を欠けば音頭の沃野から地霊が浮かび上がらぬ道理。

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