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記忘記 note/off note 2025-03-30

不易と流行の小槻運動

本年は浅草木馬亭で河内音頭・南島歌謡・秋田唄っこの三公演催す。竹中労さんによれば「昔の浅草はボッカチオ入り江州音頭なんてのもあった」そうな。私たちの浅草舞台にした三つの試みも混じり合って一つになったり時代に即応しつ千変万化すればいい。不易と流行の往復運動の裡に新たな芸の命宿るか。

記忘記 note/off note 2025-03-29

感動の源泉

今秋6年ぶりに浅草木馬亭での河内音頭会を復活する。浪曲定席・木馬亭の席数は130。この限られた空間の中で浪花節がたりたちは日々奮闘し数多の伝説残し物語生んだ。大衆は函数ではない・一人の情操に命懸けで訴求し魂を煽動するから大きな感動を喚ぶ。蕩尽が芸と感動の源泉なら熱と力・命惜しみなく注ぎこもう。

記忘記 note/off note 2025-03-28

口承の同時代史を

河内音頭の読み手・伴奏陣対等の「節付け」は大衆芝居における「口立て」想起させよう。台本に拠らず役者同士がその場で呼吸と間確かめ合い即興で筋を創り人間ドラマたちあげる「口立て」に口承芸としての大衆芸術の本地は透ける。身体の交換と交感通して記憶の物語を魂から魂へと伝承する同時代の「節立て」こそ。

記忘記 note/off note 2025-03-27

物語の魔法陣

40年ほど前実地に体験した河内音頭のリハーサルはワークショップに近いものだっただろう。読み手・伴奏陣が各々の立ち位置からテキストの一言一句に解釈加えつ全体練りあげ物語共有しゆく過程は漂泊芸能が辿った道筋想起させて実にスリリングだった。河内音頭固有の磁場・カタリとオトの魔法陣に森羅万象喚びこみ未来の物語に綴り編もう。

記忘記 note/off note 2025-03-26

魂熱くさせる声

甲府在住の竹中労実妹・紫さんからお電話いただく「あたたかくなったらひさしぶりに遊びに来てください」。それでケ懸案事項ひとつ思い出した。原田健一さんと甲府で竹中労さんの思い出夜っぴて語らう約束を。早速原田さんに電話するも2時間ちかく話し込んでしまった。逝って34年経てなお魂熱くさせる人の声が脳裏に甦り生生と谺する。

記忘記 note/off note 2025-03-25

人間解放の讃歌

何度も綴っているが20代に現地で観た河内音頭劇『大和川哀歌』の印象はいまもいっそう鮮烈だ。同世代の男女音頭取りが生生と躍動していた。河内の風土に縁取られた差別の桎梏をバネに真の解放欣求する人間讃歌。この大河物語を未来背負って起つ新進音頭取りたちの集団創唱でa新たに再現できたらと希う。

記忘記 note/off note 2025-03-24

雑色吐く街

つげ忠男さんのご案内で葛飾立石歩いて忠男さん幼少期ゆかりの場所を僅かながらも確認できたのはうれしかった。大半は変わってしまったけれど街は更新された住居や店舗・風景まるごと呑みこみ雑色の景色に染めあげて吐き出す。現在建設中の新庁舎も時間の経過のなかでいつか立石色に染めあげられるか。

記忘記 note/off note 2025-03-23

立石を歩く

つげ忠男・中里和人さんと葛飾立石を歩く。「立石を歩くのは30年ぶり」と語りながら変更された街並の上に失われた風景の記憶を重ねてゆく忠男さん。こちらもつげ忠男作品世界に迷い込んだような不思議な感覚にとらわれる。失われた風景の記憶を記録するルポルタージュ「幻視行」をここからはじめよう。

記忘記 note/off note 2025-03-22

河内音頭三音会の喧嘩リズム

鉄砲捨丸のオンドポリリズムさらに深めたのが三音会のリズム隊。「唄と音頭と浪曲と三つ合わせた三音節」枕の宣言通り歌=ギター・音頭=太鼓・浪曲=三味線にそれぞれ照応しようがそんなお行儀いいもんじゃない。節に節・リズムぶつけてあらたな節を喚びこむ喧嘩リズムはまさに集団即興によるフリーオンドだ。

記忘記 note/off note 2025-03-21

詞を愛撫する手

鉄砲捨丸は持ち前のリズム勘で現代河内音頭に先鞭つけた名鼓手だが殆ど無名なのは生業の旋盤で指負傷し音頭絶頂前に櫓離れたことが大きい。いま捨丸聴けば音頭の太鼓が詞(ことば〕の裡なる「響き」手繰り寄せ物語を激情の坩堝へと導く態様が掌指すがごとく理会されよう。そう。名鼓手は名指揮者であり音頭の太鼓は詞を愛撫する手ということが。

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