1968年『ガロ』デビュー以来、劇画表現に新たな地平を切り拓いてきた孤高の劇画家・つげ忠男。本号より読者の熱いご要望にお応えしてポストカードセット「絵はがき帖」から、単行本未収載の幻の作品や読者の目にふれる機会が少なかったエッセイやイラスト等で構成される小冊子「スクラップ帖」として新装スタート。リニューアル第一号は単行本未収録ながら〝ルポルタージュ〟的作風で評価が高い名作「うらにしの里」(『ガロ』1971年3月号)と書き下ろしエッセイ二篇「サテ、これから! の前に……」「うらにしの里・余談」。さらに執筆の際に用いられた著者撮影の風景写真も多数収載。A5判58頁・限定500部
2018年12月10日 発行
青木隼人 装幀 神谷一義 編集
©つげ忠男 ℗風来画房 2018
【つげ忠男プロフィール】
つげ忠男(つげ・ただお) 劇画家。1941年、東京に生まれる。中学卒業後、葛飾の採血会社に勤務。
1960年頃から、実兄・つげ義春の影響をうけ貸本マンガに短編を発表。
1961~1967年まで6年間の沈黙の時期を経て、1968年以降『ガロ』で再デビュー。大きな注目を浴び、1970年代は『夜行』、1980代は『COMIC ばく』を主な発表の場としてに次々と作品を発表。
1990年代は主にエッセーと絵などを多く手掛け各誌に発表。その間、住まいのある千葉県流山市内でジーンズショップを経営。
1995年、代表作「無頼平野」が石井輝男監督によって映画化。
2000年、ワイズ出版より長編「舟に棲む」刊行。
2016年、最新作「成り行き」が「なりゆきな魂、」(瀬々敬久監督)として映画化され話題となる。
作品集多数(北冬書房・ワイズ出版等)。近年、カナダ・イタリア・アメリカ(2018年夏)等海外での作品出版も活発になる。近著『出会ってみたい人』『成り行き』(共にワイズ出版)。
現在は子息にジーンズショップの経営を譲り、漫画やイラスト、エッセイなど新作を執筆。
現在、待望の長編連載「昭和まぼろし 忘れがたきヤツたち」(ネットマガジン『Comic MeDu』執筆に奮闘中。さらに酒場詩人・吉田類責任編集による旅情報誌『旅人類 04』(共同文化社)にルポ「日高路たそがれ旅」寄稿、文章と画で健筆を揮っている。(2018年6月現在)
■ 商品説明
1968年『ガロ』デビュー以来、劇画表現に新たな地平を切り拓いてきた孤高の劇画家・つげ忠男。本号より「絵はがき帖」から、単行本未収載の幻の作品やエッセイやイラスト等で構成される「スクラップ帖」として新装刊行。新装第一号は単行本未収録ながら〝ルポルタージュ〟的作風で評価が高い名作「うらにしの里」。書き下ろしエッセイ二篇、著者撮影の風景写真多数収載。A5判58頁・限定500部
■ 商品仕様
製品名 | 月刊 スクラップ帖 風信 7 うらにしの里 / つげ忠男 |
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メーカー | 風来画房 |
製造年 | 2018年 |